夜になるとやってくる「介護家族の長い夜」
昼間はまだ何とかなる。でも夜が来ると、介護家族にとってはまるで別世界。
「やっと寝られる…」と思った矢先に、寝室のドアがギィィ…と開く音。トイレかと思えば「知らない人が家にいる!」なんて大声で起こされることも。
朝までぐっすりなんて夢のまた夢、夜は小さな事件の連続で、気がつけば家族もゾンビみたいな顔になってるんですよね。
ここでは、在宅介護の家族なら「あるある!」と叫びたくなる夜のドタバタを紹介しつつ、それを少しでもラクにする工夫をお伝えします。
あるある①:夜中のトイレ大行進
「もう寝ましょうね」…そう言って布団に入ったのは数時間前。
でも気づけば夜中に3回、4回と繰り返されるトイレタイム。家の廊下がもはや“深夜のパレード”状態に。
🚶♀️ よくある場面
- 立ち上がる音でこちらも目が覚める
- トイレに行ったはずなのに冷蔵庫の前にいる
- 「トイレに行きたい」と言いながら実際は出ない
これが毎晩続くと、介護家族の睡眠はズタズタ。寝不足で日中の集中力はゼロ、昼も夜も気が休まらなくなります。
💡 解決の工夫
- センサーライトを設置して転倒防止&安心感を与える
- ポータブルトイレを寝室近くに置く
- トイレ前まで一緒に付き添わず「声だけかける」で負担を減らす
夜間トイレは避けられないけど、動線を短くしたり「完全に起きなくても対応できる」仕組みを作るとだいぶ楽になります。
あるある②:「誰もいないはずなのに…」幻覚・幻聴対応
夜中に突然、「あの人がそこにいる!」と指をさす。
もちろん誰もいない。…けど、本人には確かに見えているんですよね。
😱 介護家族のリアクションあるある
- 最初は「そんな人いないよ」と説明して疲弊
- 次第に「はいはい、そこにいますね〜」と付き合う方向にシフト
- 心臓に悪いのは深夜2時の大声。「泥棒がいる!」はやめて〜
💡 解決の工夫
- 本気で否定するより「安心させる声かけ」が効果的
- 部屋を明るめにして影を減らす
- 幻覚や幻聴が強いときは医師に相談(薬で安定することも)
夜の幻覚は家族を不安にさせがち。でも「そう見えるんだね」と軽く受け止めるだけで、本人も落ち着くことが多いんです。
あるある③:睡眠不足で家族もゾンビ化
気がつけば、介護している家族の顔色のほうがヤバい。
夜に細切れ睡眠を繰り返すうちに「寝た気がしない」が常態化してしまうんですよね。
🧟 リアルな影響
- 朝起きた時点ですでに疲れている
- イライラして小さなことに過敏になる
- 運転中に眠気でヒヤッとすることも
💡 解決の工夫
- ショートステイを利用して「一晩まるまる眠る日」を確保する
- 介護者が交代できるなら「当番制」で夜を分担
- 昼間に短時間でも仮眠を取る(15分の昼寝でも効果あり)
「眠れない夜は当たり前」と思ってしまうと危険。介護者自身の心身が壊れる前に、意識して休む工夫が必要です。
まとめ:夜は長いけど、必ず朝は来る
在宅介護の夜は、家族にとって試練そのもの。
トイレの大行進に、突然の幻覚対応、そして積み重なる睡眠不足…。思わず「こっちが倒れるわ!」と叫びたくなることもあるでしょう。
でも、大切なのは「完全にひとりで抱え込まない」こと。
道具を使う、サービスを使う、誰かに頼む。小さな工夫で“地獄の夜”が“まあ乗り越えられる夜”に変わっていきます。
そして忘れちゃいけないのが、介護家族自身の休息。
介護は長丁場だからこそ、「笑い」と「休み」を混ぜながら、夜を乗り切っていきましょう。



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