はじめに:介護の家は狙われやすい?
「ピンポーン」と鳴った玄関のチャイム。
介護している家だと、つい慌てて出てしまうことってありませんか?
相手は「宅配業者」「電気点検」「近所の者です」と名乗るかもしれません。
でも、その中には悪質なセールスや詐欺目的の人が混じっていることもあるのです。
特に高齢者のいる家庭は「狙いやすい」と思われがち。介護でバタバタしている様子を見て、「押せば通る」と判断されるケースもあります。
この記事では、在宅介護家庭が気をつけたい“訪問者を装った詐欺や悪質セールス”の防犯対策を、具体的に紹介していきます。
なぜ介護家庭が狙われやすいのか
高齢者の判断力低下を狙われる
認知症の方や耳が遠くなった方は、突然の訪問者にとっさの判断が難しいことがあります。
「電気の検針です」「水道の点検です」と言われると、疑わずに玄関を開けてしまうことも少なくありません。
介護する家族の“疲れ”につけ込まれる
介護する家族は、どうしても日々の対応で疲れています。
「とりあえず話を聞いて断ろう」と思っても、しつこい営業に押し切られてしまうことも…。
ストレスで冷静な判断ができないこともあり、狙われやすい状況になってしまいます。
訪問介護など人の出入りが多い
普段から訪問介護などの訪問サービスを利用していると、不特定多数の人間が出入りします。
そのため、近所の方も「きっと介護の人だろう」と不審に思わないため見逃されやすくなります。
よくある“訪問者トラブル”のパターン
点検を装うケース
「無料で屋根の点検をします」「消火器の期限が切れているから交換が必要です」といった訪問。
実際には点検の資格がない業者だったり、不要な高額商品を売りつけられることがあります。
役所や公共機関を装うケース
「役所から来ました」「電力会社の者です」と名乗られると、つい信じてしまいます。
制服っぽい服を着ていたり、偽の名刺を見せられることも。
人の良心につけ込むケース
「募金をお願いします」「近所で困っている人がいて…」といった“善意”を装うパターンもあります。
断りづらい心理を狙っているのが特徴です。
在宅介護でできる防犯対策の基本
インターホンでの確認を徹底
玄関をすぐ開けず、必ずインターホン越しに対応しましょう。
「どちら様ですか?」「用件を教えてください」と聞くだけで、怪しい相手は引き下がることが多いです。
家族内で“対応ルール”を決める
「知らない人からの訪問は出ない」
「業者を名乗る人には、必ず後日正式に確認してから返事をする」
といったルールを家族で共有しておくと安心です。
合言葉を決めておく
認知症の家族がいる場合は特に有効です。
「本当に知っている人なら〇〇と言うはず」という合言葉を設定しておくと、騙されにくくなります。
高齢者本人への声かけ方法
玄関は“すぐ開けない”習慣を
「ピンポンが鳴っても、必ず声をかけてから開けるんだよ」と普段から伝えておくことが大切です。
「知らない人だったら“家族がいないとわからない”と答えてね」と具体的に言っておくと効果的です。
悪質訪問者の例を共有する
ニュース記事や地域のお知らせを一緒に読んで、「こういうケースがあるんだよ」と話すのも効果的。
知識があるだけで「ちょっと待てよ」と思えることが増えます。
地域とのつながりを防犯に活かす
近隣との協力体制
近所の方と「怪しい訪問があったら声をかける」と決めておくと心強いです。
特に一人で介護をしている家庭では、地域のネットワークが防犯にもつながります。
自治体や警察の相談窓口を活用
地域の見守り活動や防犯講習を利用するのもおすすめです。
高齢者本人が直接話を聞くことで、意識が高まりやすくなります。
まとめ
在宅介護の家庭は、どうしても訪問者を装った詐欺や悪質セールスのターゲットにされやすいです。
- 高齢者の判断力低下
- 介護者の疲れ
- 善意につけ込む心理戦
こうした点を狙われないためには、
- インターホン対応の徹底
- 家族内ルールの共有
- 近隣との協力体制
が大切です。
「介護で忙しいからこそ、玄関対応はシンプルに」
これを合言葉に、日常から備えておきましょう。



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