はじめに:SNSは便利だけど、危険もある
スマホやSNSで家族や日常の様子を共有するのは、気持ちを軽くしたり、親戚や友人と情報を共有するうえで便利です。
しかし、介護家庭では個人情報が外に出すぎてしまう危険性があります。
「この家には介護が必要な高齢者が住んでいる」と詐欺グループや悪質訪問業者のターゲットにされるリスクが高くなります。
また、写真や動画、投稿コメントから、知らない間に住所や生活リズムが特定されることも。
「介護の様子を投稿しただけなのに、不審な電話がかかってきた」という事例もあります。
この記事では、介護家庭でSNSを安全に使うための注意点と工夫を紹介します。
どんな情報が危険になりやすい?
写真や動画からの位置情報
スマホで撮った写真には、撮影場所の情報(ジオタグ)が含まれることがあります。
これが悪用されると、自宅の場所や行動パターンが推測される可能性があります。
対策ポイント:
- 投稿前に位置情報をオフにする
- 写真に写る背景(住所や家の外観)に注意する
- 家の中の貴重品や郵便物も映り込まないよう工夫する
生活リズムの投稿も意外と危険
「朝8時に起きて食事」「昼に買い物へ」といった何気ない投稿でも、
生活リズムや留守時間が把握されるリスクがあります。
対策ポイント:
- 投稿は日時を特定されにくいまとめ投稿にする
- 外出時の写真は避け、室内で撮影する場合は背景を整理する
介護家庭で気をつけたいSNSの使い方
プライバシー設定を最大限に活用
SNSのプライバシー設定を見直すだけでも安全性は大きく向上します。
- 投稿を「友達のみ」に設定
- 不特定多数が閲覧できる公開設定は避ける
- コメントやタグ付けを承認制にする
特に高齢者本人の写真や名前を出す場合は、慎重に設定を確認しましょう。
情報共有は信頼できる人だけに
家族や親しい友人とだけ共有するグループを作るのも一つの方法です。
- グループ内で介護状況やスケジュールを共有
- 外部への情報漏洩を防ぐ
- 参加者を定期的に見直すことでリスクを管理
投稿前に「本当に必要か」を確認
SNSに投稿する前に、次の質問を自分にしてみましょう。
- この情報は本当に共有する必要があるか?
- 投稿すると自宅や高齢者の情報が特定される可能性はあるか?
- この写真・文章を見た第三者がどう受け取るか?
このワンクッションが、思わぬトラブルを防ぎます。
災害時や緊急時のSNS活用法
危険性ばかりではありません。SNSは非常時の情報伝達にも役立ちます。
- 緊急連絡用の専用アカウントを作る
- 家族の安否情報だけを共有する
- 位置情報を最小限にして投稿
災害時には、投稿内容を「必要最小限」に抑えることが安全のポイントです。
子どもや高齢者と一緒にルールを作る
介護家庭では、投稿する本人だけでなく、家族も巻き込んでルール作りが重要です。
- 誰がどの情報を投稿できるか決める
- 個人情報を出さないためのチェックリストを作る
- 家族間で「投稿前確認」を習慣化する
このルールがあれば、事故や詐欺被害を未然に防ぎやすくなります。
まとめ:SNSを「安全に楽しむ」意識を
SNSは、生活を便利にし、人とのつながりを作る強力なツールです。
しかし、個人情報や生活リズムの流出は思わぬ被害につながります。
- 投稿前の確認
- プライバシー設定の徹底
- 家族とのルール作り
これらを意識することで、介護家庭でもSNSを安全に活用できます。
大切なのは「楽しみながら安全を守る」習慣です。


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